M106 ここもなかなかの迫力です
宇宙は美しい 。やっぱりナローバンドよりブロードバンドが評判がいいのでもう一発。今回は春の定番銀河、りょうけん座のM106です。2500万光年はるかかなたですが、中心部に巨大なブラックフォールがあり、同時に周囲では盛んに星形成が行われている巨大銀河です。これは北半球限定なんで、どこか暗い夜空にどでかいドブソニアン持って行ってボーっと眺めていたらきっと俗世のことなんか全部忘れちゃうんでしょうな。今回もLはLPS入りで。リモートフラットも撮影終了後にそのままフラットパネルで撮影したらかなり精度が良くなりました。
fficina stella 20inch RC(PRO-500) &FLI 09000 (-45℃) ASTRODONLRGB (360/30/30/30min) SBIG AO-X /C ST-10XME guided
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コメント
これまた物凄い写りですね・・!!
いやー・・素晴らしい写りに見入ってしまいました。
投稿: uto | 2018/02/24 15:39
アマチュアとして、おきて破のりの解像感ですね。 大鑑巨砲の破壊力をまざまざと。 Hαフィルターで撮ってみてください。 ジェットが写ると思います。 15㎝でも1本が写りましたから、先生のなら4本か?
投稿: 元栗畑の住人 | 2018/02/26 20:00
ありがとうございます。ガイド星をいいの見つけて0.1秒以下で高速ガイドするのがやはりキモですね。Hαはこの月のある時期に撮影してみたいと思います。3nmなんで結構つらいんですよね・・・
投稿: MIK(田舎) | 2018/02/28 16:28
横からすみません。0.1秒以下というのは、角度ではなくて時間ですよね。
それほど頻繁にガイドすると、鏡筒がぶるぶる震えてしまいそうですが、そういうことはないのでしょうか?星の形が若干非対称になって見えているのは、何の影響なのでしょうか?
投稿: snct-astro | 2018/03/07 09:12
高精度エンコーダーを搭載しているので10分程度であればほぼ赤道儀の修正は数回程度しか入りません。実際のガイドはAO使っているのでガイド中に赤道儀は動きません。
投稿: MIK(田舎) | 2018/03/09 00:12
画像復元でちょっと星の形がいびつになってりところがありますが、星マスク作ってやる元気がなかったのですすみません。
投稿: MIK(田舎) | 2018/03/09 00:13
AOというのはあまり知らないのですが、高速ガイドで解像度があがるというのは、部分的に大気の揺らぎを打ち消しているのでしょうか。すごいですね。
投稿: snct-astro | 2018/03/15 17:41
一般的な9マイクロ角のCCDの場合、焦点距離1000mmを超えるとまず風によるガイドエラーをAOで補正できるようになります。
大気の揺らぎをある程度補償できるのが実感できるのが2000mm超え位からでしょうか。ただ星がほぼ100%真円にあまり苦労もせずに写すことができるのはAOのおかげですね。
12μ角のCCDで焦点距離4000mm 10分露出で36枚=6時間撮影して、ガイドエラーで星の半値幅が大きくぶれるのは1枚あるかないかです。AOなしだと1-2割は没になります。
投稿: MIK(田舎) | 2018/03/15 21:02