bi-color technique こんなことやってます
昨日アップしていたbi-color techniqueってのはこんな感じです。全部フォトショップでやっちゃうんですがね。レイヤー画像を見てもらえばおよそ見当がついちゃいますね。AOOであっさり仕上げてもいいんですが、OIIIが極端に片寄っていたり、HαギンギンだったりするとAOOだといまいちimpressiveに仕上がらないんで、あくまで観賞用画像ですがSAOするついでにできちゃうんで最近多用してます。つまりHαとOIIIの複製画像をクリッピングマスクを作成して合成、それに調節レイヤーで色目を加えてホイ出来上がり。これは簡単でしょ。一般写真の人にはSAO合成よりbi-color techniqueを使った画像のほうが評判がええんですよ。理由はわかりませんけどね。scientificには素直にAOOしておかないと、見る人が見れば一目瞭然ですからね。脚注をつけておかなきゃルール違反でやんすね。
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コメント
加工をどこまでするかですよね。 デジカメでいえば、撮った写真をその後どう加工するかだと思います。 ソフトウェアの機能が豊富でユーザの数以上に加工方法があるでしょうから、表記するのも大変で理解するのも難しそうですよね。 いっそうのこと、写真応募に関しては2次加工は禁止とか条件を設定したほうがいいかもしれませんね。 一般のフォトコンだとそういう条件をけっこう目にします。
投稿: TaNaKa | 2007/10/19 08:27
鑑賞用写真なら見て自然であれば、どんな処理を行ってでもいいかなと思います。
ただ、選択範囲やクリッピングを用いた時点で科学的な価値が無くなってしまいまうのが少し残念ですね。
もっといえば、LRGB合成した時点で科学的価値は皆無に等しい訳で、、、。
そういった点は理解しておく必要はあるのかもしれませんね
投稿: UTO | 2007/10/19 12:21
機材が良いほど解像度が高く画質も滑らかなんですけど、そこに到達できないがためにソフトウェアで加工するのは創作写真なんですよね。
例えばそのLRGBがいい例なんですけど、昔は小さいチップで感度もありませんでしたから感度を波長で補うことでSNを上げる手法ですけど、マイクロレンズやフォーマットが大きくなってきた今はそこまでする意味はあまりないでしょうね。
投稿: TaNaKa | 2007/10/19 19:55
そういや最近LRGBやってないなー。プライムだとRGB合成でも十分な気がしますね。次の新月期にはRGB合成でM31を狙ってみます。いよいよブロードバンド一発いってみるかねー。
投稿: MIK(田舎) | 2007/10/19 22:30
実は最近、箱根さんの跡を継いで?CAPA等の一般誌を狙っているのですが、RGB三色分解撮影の
時点で既にアウトですね。
科学的価値はLRGBだろうが、DDPだろうが、どんな処理しようがそれなりの価値は有ります。
ただし「普遍性」「再現性」が前提です。ある人のマウス捌きに依存するようでは、単なる
レベル調整ですら科学的価値が全く無くなります。そういう人為的・偶発的操作が一切入ら
ない画像処理ソフト一発で処理するとか、あるいはFITSヘッダ等に画像処理の履歴を全て記録
して、それを他の人の所でも「再生」出来るとかすれば良いと思うのですがね。EF300山田さんが
デモしてたPhotoShopのアクションツールってこれに近いことが出来そうに思えました。
操作アクションをスクリプトに記録できるなら、同じ元データさえ有れば他の第三者の所でも
再現可能なはず。
ところで今夜は随分天気良いですが、オリオン群はいかがでしょうか?
投稿: GPE-R200SS | 2007/10/21 03:35
GPさんの個人的意見はわかりますが、実際には違います。 朝日新聞で彗星写真を載せてもらったとき、三色分解はOKとの回答をもらっています。 NHKの番組でも同様でした。 この辺が限界でしょう。
投稿: TaNaKa | 2007/10/21 10:26
GPE-R200SSさんの意見で、そういえば、フォトレタッチと画像処理の定義を思い出しました。
確かに再現性がある処理でなければ画像処理とは言えないというのを伺ったことがあります。
確かにそうですね。
LRGBについては、普通、フィルタを入れるということは、情報(光学なら波長)の制限をかけて精度を上げているのに、LRGBはそれとは真逆な処理を行っているわけですから、価値は低いんじゃないでしょうか。
投稿: uto | 2007/10/22 17:36